Sleep Warm(Cornelius)

Sensuous

2006年の音楽。僕にとっての2006年の音楽はどうだったのだろうか。
すごくおもしろい動きがあったわけではない。
それでも音楽がやはりどんどんパーソナルになってきている感じはする。
特に特定の音楽を人に勧めたいわけでもない。そういう時代なのかなと思う。


そんな中で自然と浮かび上がってきたキーワードは”死”。
ネガティブな”死”だけではなく、”生”とつながっている”死”が音楽の世界で表面化しているような気がする。
CorneliusのアルバムSensuousも音楽誌が評価するほどよかったとは思わないけれど、”死”の臭いをもったアルバムだと思っている。三原さと志氏の死去の影響もあるかもしれない。


21世紀の最初の10年のうちの5年が過ぎたところで、もしかしたらこの10年は”死”の10年なのかもしれないと思う。
2001年の9.11はその幕開けだったのかもしれない。


来年はなにか表現できればいいなと。