Candle (Sonic Youth)

川村記念美術館

去年から今年にかけては一応”日本におけるドイツ年”ということらしい。
そういやドイツワインも盛んにアピールしてたっけなあ。


まあそのせいかどうかよくわからないけど(まあ関係あるんだろうけど)
ゲルハルト・リヒターの日本初の回顧展が開催されているということで
佐倉の川村記念美術館に行ってきた。


僕にとってのリヒターは
Sonic Youthの”Daydream Nation”のジャケットの人
って印象がとても強いんだけど、
意外と的が絞れない感じがしていた。
まあ写真っぽくない作品を見たりしたからかもしれない。


しかしこうして回顧展でみてみると、
一貫した作風で抽象画や絵画以外の作品も多いことに気づかされる。


旧東ドイツの人で戦争も経験している人だからかもしれないけど、
やはりその作品には”いま”の感覚があるように思う。
戦争でなくても極限状態を体験したかしないかというのは、
その世代や人間に大きな影響を与えると思う。
僕らにかけているのはそういうなにかかもしれない。
”いま”が刹那的になってしまうのは
”あした”が”いま”よりもよくなるように思えない世代だから。