Never Stomp (Brian Eno)

77million

ブライアン・イーノの音楽映像インスタレーションなるものに行ってきた。
二日酔いで行ったものだから正直よく憶えていない。
やはり二日酔いは家で大人しくしているものだ。
でも今日までだったんだから仕方がない。


イーノの映像を見るのは間近に見るのは初めてだけれど、
やはり独特の世界観があった。
彼の音楽ってのは俗世間とどこか微妙に距離があるのだけれど、
どこかに行ってしまったような音楽ではない。
またどこからか帰ってきたような音楽でもない。
なんともいえない心地よさと気持ち悪さがユーモアと一緒に同居している。


で、また限定ものに負けた。
会場での1000枚限定CD。シリアルナンバー入り。
でも、こういうのって1年ぐらい経つとふつうにレコード屋にあったりするんだ。
シリアルナンバーなんてうれしくもない。
昔のCorneliusのCDなんて限定版の方が多く流通してたし。


でもこのCD、未発表曲集ながら内容はなかなかいい。
最近の彼はやはり波に乗っているのかな。
ロバート・フリップとの再共演版に始まって
ウン十年ぶりのボーカルもののソロアルバム。
そして過去のビデオ作品のDVD化とくれば、なにかありそうだと思ってしまう。


数年前の作品がどことなく時代と合ってなかったことを思うと、
今はイーノが求められている時代なのかもしれない。


忘れちゃいけないね。
ブライアン・ウィルソンが「Smile」を完成できちゃう時代なんだってこと。