Early morning (Sonmi451)

sonmi451

エレクトロニカなんてちょっとうんざりだった。
形式化されてしまった音楽に魅力は感じられない。
驚きばかりが音楽ではないが、美しい音楽はいつでもなにか新しい発見をさせてくれる。


ベルギーのアンビエント系レーベルu-coverからの限定500枚のsonmi451のアルバム「A Phosphorous Spot」はとても美しいアルバムだ。
実はレーベルの違う人を買おうと思っていたのだが、ジャケットがほとんど同じに見えるので間違えて買ってしまった。
でもこれは久しぶりのうれしい偶然だ。
ここ数年の中では飽きずにずっと聞いている珍しいアルバムだ。


サウンドはものすごく斬新でも、刺激的でもない。
かといって無視してしまうようなサウンドでもない。
こういう音は実はとても貴重だったりする。


久しぶりに音楽が楽しい。

Chega de Saudade (Joao Gilberto)

Chega de Saudade

3回目の来日。僕も3回目。
彼がやってくると僕にはなぜか不幸が起きる。
でも今回もチケットを取った。
ジョアンが聞けるなら僕の不幸なんて小さいものだ。

彼の生演奏を聴くとボサノヴァイージーリスニングなどではなく、
ブラジルのソウルミュージックのだということがすごくわかる。
これは聴かなければわからない。


毎回思うけれど、コンサートで聴く彼の「Chega de Saudade」は最高だ。
この曲のすごさは彼のコンサートを聴かなければわからないだろう。


僕は今年は幸せかなあ?


一緒に行った友人とドイツ料理で乾杯した。
サウダージなんてうんざりだ。

Trioon (Alva Noto+Ryuichi Sakamoto)

28日は久しぶりのコンサートに。
Alva Notoが見たかった。
珍しくサービスが少ないコンサートで、それは気持ちよかったけど、
1時間半ほどで終わってしまうステージであの金額はいかがなものかと。
でもあれ以上やられても退屈かもしれない。


コンサートという形態は時に不自由だ。
普通のコンサートはサービスにあふれているんだなあと痛感。

CHATTANOOGA CHOO CHOO(Harry Hosono)

徳雲院

上野のお寺徳雲院にて行われた東京自由大学の講座「ラテン音楽とは?」に行く。


細野晴臣浜口茂外也ラテン音楽の秘密を教えてくれる。
茂外也氏のお父さんの浜口庫之助氏によれば音楽の基本はリズムで、それは「ブランコ理論」なるものがあるそうなのだ。
ブランコ理論とはブランコを立ちこぎするとき、力をいれるタイミングみたいなものだそうで、ブランコが真下にある時よりもちょっと先当たりで膝を伸ばすとブランコは揺れ続けることができる。これが「ブランコ=スイング」なのだそうだ。
日本人のような農耕民族だとどうしてもそのタイミングで鍬をおろすように膝を曲げてしまうのだそうだが、そうするとブランコは止まってしまうのだそうだ。
音楽の秘密っていうのはすごくシンプルだ。


リズムはどこにでもある。ずっと続いている。そのずっと流れているものを切り取るのが音楽。


コール&レスポンスも大事だそうで。

AudioSponge (Sketch Show)

Tivoli Audio

これは7日の日の出来事。


友人(僕の大切な友達)と兄の個展を見に行く。
途中、小さな電気店でユニークなラジオを見つける。
ちょっとほしくなるけど、アパートは鉄骨だからアンテナでも立てないとラジオは入りにくい。


兄の前では余計なことをしゃべる。
なんでかな。


僕にはいろんなものが突っかかってる。
それは僕自身の問題だ。
僕はそろそろ何かを発した方がいいと思う。
それは全く個人的なために。


夕方、自由が丘でお酒を飲む。
友人の結婚式が遙か遠くで行われているはず。
おめでとう。
祝福のワインはカオールだった。(安いね 笑)


Saravah!

Sabotage (The Beastie Boys)

今日は一日中の雨。
週末ということでマイク・ミルズの映画「サム・サッカー」を観て帰った。
映画を観るのは約1年ぶりくらい。


途中坂本龍一を見かける。たぶんそう。
ファンだけど、なんか別にどうでもよかった。
まあそんなものなのかな。


映画もまあそんなもの。


それよりも上映前に時間つぶしに立ち寄った本屋がやばかった。
買いすぎると重いよ。

Adagio (Samuel Barber)

アンリ・ジャイエ

アンリ・ジャイエも9月20日に亡くなった。
僕は彼のワインを飲んだことはない。彼の哲学も詳しくは知らない。
それでもその精神がブルゴーニュの若い作り手たちに受け継がれているならば、彼は今後もすばらしいワインを作り続けていることになる。


ブルゴーニュは特別な場所だ。